概要
二酸化炭素 (CO₂) インキュベーターは、安定した温度と湿度環境を提供しながら、特定の濃度の CO₂ ガスを継続的に供給して培養培地の pH を制御する高度な培養装置です。培養物の最適な成長に理想的な条件を作り出します。そのため、CO₂ インキュベーターは細胞生物学、癌研究、ウイルス学などの分野で広く使用されています。現代医学、製薬業界、生化学、農業科学、工業生産部門における細胞、組織、細菌の培養に最適な装置です。
特徴
● 独立した過熱警報システムにより、実験の安全な操作が保証され、事故を防止します。
●低温、高温、過熱のアラームとドア開放時間のアラーム機能。
● CO₂インキュベーターのドアは内部のガラスドアを加熱し、結露を効果的に防止し、ガラスの結露による微生物汚染のリスクを軽減します。
●循環ファン速度の自動制御:
内部温度が安定状態に達すると、ファン速度が低下し、細胞の成長のニーズに合わせて空気の流れが調整され、実験中にサンプルの蒸発を引き起こす可能性のある過剰な空気の流れが回避されます。
●チャンバー上部背面にUV殺菌ランプを設置し、定期的に内部を殺菌することで、循環空気や加湿トレイ内の浮遊細菌を効果的に殺菌し、細胞培養中の汚染を防止します。
● オプションのHEPAフィルター:
CO₂入口には、0.3µm以上の粒子を99.99%の効率でろ過する高効率微生物フィルターが装備されており、CO₂ガスから細菌やほこりを効果的に除去します。
● 積み重ね可能なデザイン:
2 台のユニットを積み重ねて、ラボのスペースを最大限に活用できます。インキュベーターには、正確で信頼性の高い制御を実現するマイクロコンピューターカラー LCD コントローラーが搭載されています。内部はステンレス製で、角が丸いため掃除が簡単で、棚は自由に取り付けたり取り外したりできるので便利です。
● 赤外線(IR)センサー: このセンサーは CO₂ 濃度を素早く検出し、外部の温度や湿度の変動の影響を受けません。ドアを頻繁に開けても、チャンバー内の CO₂ レベルを安定して均一に保ちます。一方、熱伝導率センサーは温度変化の影響を受けやすく、応答時間が遅く、長期間の使用では検出エラーが発生するため、頻繁な校正が必要になる場合があります。
代表的なアプリケーション
CO₂インキュベーターは、主要な大学の研究室、科学研究、バイオテクノロジー、公衆衛生および防疫、研究機関など、さまざまな環境で広く使用されています。
製品パラメータ
モデル |
CG-80 |
CG-160 |
CW-80 |
CW-160 |
CG-80IR |
CG-160IR |
電気供給 |
220V/50Hz、1P |
加熱方法 |
エアジャケット |
ウォータージャケット |
エアジャケット |
周囲温度(℃)
|
RT + 5〜35 |
温度制御範囲(℃)
|
RT + 5〜50 |
温度分解能(℃)
|
0.1 |
一定の温度変動(℃)
|
±0.3 |
CO2管理範囲 |
0~20% ガス分配タイプ |
0~20% 赤外線センサー |
CO2変動 |
0~20% ガス分配タイプ |
0.20% |
温度回復時間(分) |
(30S回復37℃)≤10
|
CO2回収時間(分) |
(30S回復5%)≤3 |
湿度表示機能(RH) |
0-95% |
相対湿度 |
水パンの自然蒸発 |
入力電力(W) |
450 |
720 |
680 |
950 |
600 |
950 |
ボリューム(L) |
80 |
160 |
80 |
160 |
80 |
160 |
内寸(mm) |
400 * 400 * 500 |
500 * 500 * 650 |
400 * 400 * 500 |
500 * 500 * 650 |
400 * 400 * 500 |
500 * 500 * 650 |
外形寸法(mm) |
570 * 580 * 820 |
660 * 680 * 950 |
572 * 582 * 820 |
660 * 680 * 950 |
570 * 580 * 820 |
660 * 680 * 950 |
キャリングブラケット(個) |
2 |